化学療法・放射線療法の副作用に対する食事【管理栄養士にく】

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どうも!にくです(^^)

以前の記事で免疫力を高める食事について書かせて頂きました!免疫力を高めるというと、がんの予防にもなるわけですが、再発を防ぐにも良いです。

 

【免疫力を高める食事】

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ただ、がんを治すまでの間の治療は、場合によっては、食事がとりづらく辛い思いをする方もいらっしゃいます。

 

そもそもがんの治療というと、化学療法放射線療法外科的治療(手術等)の治療が有名なところですね。

今回は化学療法放射線療法の副作用に対する食事についてご説明していきます!

 

 

※これから書く内容は食事が食べられない方へ向けた記事です。食欲があり、食べられる方は、治療中も毎食、主食と主菜と副菜を揃え、バランスよく食べることが大切です!

 

 

 

 

 

大切なこと

 

一番といっても良いくらい大切なことです。

治療を受けてるご本人、治療を受けている方のご家族、治療を受けている方にかかわる方、誰であっても「食べなくては元気になれない!」と思ってしまったり、「しっかり食べて元気になってね」とか、「食べないと元気出ないよ」とか言ってしまうことは普通のことだと思います。

ただ、治療を受けている方が「食べなくてはいけない!」と思ってしまうと、それがストレスになってしまいます。

「周りに言われるし、元気になりたいから頑張ろう!」と頑張ろうとしますが、治療の影響で食べられないものは食べられません。これは仕方ありません。

それでも「頑張って食べなくちゃ」と、食事を意識してしまい、気づかないところで食事に対してストレスを感じるようになり、食事を見るだけでも嫌になってしまいます。

食事のことを考えるだけでも具合が悪くなってしまいます。

食べられないのは自分だけでなく、治療を受けている人は皆そうなってしまいます。

安心してください。皆一緒です。

 

そこで、

 

治療を受けている方は「食べられるものを食べられる時に食べられるだけ食べる」ということを意識し、3食にとらわれないようにしましょう。

 

治療を受けている方のご家族やかかわっている方は、「食べられるものを食べられる時に食べる」ように伝えてあげて、治療を受けている方が「食べなくてはいけない!」と思いこまないようにしてあげましょう。

 

 

 

吐気がある時

 

 

 

スポーツ飲料等のさっぱりとした飲み物をとる

 

飲み物は胃内の停滞時間が短く胃不快感を感じにくいです。脂質が少ないものの方が胃内の停滞時間は短くなりますので、吐気がある時は脂質の少ない物を選ぶと良いです。

※腹水や胸水がある場合は医師と相談が必要。

 

 

匂いが強くない食品を選ぶ

 

吐気がある際には匂いの強い食品は控えましょう。温かい食品が匂いが強くなりますので冷たい食品をとると良いです。

例)冷奴、卵豆腐、シャーベット、アイスクリーム、ゼリー

 

 

少量頻回食にする

 

吐気がある時は多くは食べられません。多く食べれば吐気を誘発する原因にもなります。そのため、3食にはとらわれず、1回の食事の量を少なくし、1日5食・6食と食べる頻回食が良いです。

 

 

 

便秘がある時

 

 

便秘対策としては水分食物繊維脂質運動が重要です。

水分や食物繊維をとることで形の良い硬すぎない便を形成します。また、食物繊維は腸に刺激を与え、腸の蠕動運動(便を押し出す運動)を促進します。さらに、脂質は潤滑油のような働きをし、便を出しやすくしてくれます。

腸に刺激を与えるには運動も良いです!ただ、治療により体力が落ち運動なんてできないって方ももちろんいるかと思います。ただ、ここでいう運動は腸に刺激を与えられれば良いので、腹部のマッサージやストレッチで良いです。

 

 

 

口内炎がある時

 

 

酸味や唐辛子の辛味、また、単純に味の濃い食品、熱い食品、硬い食品は控えた方が良いです。柔らかい食品、水分を多く含む食品、トロミを付けた食品が良いです。

 

 

口腔内乾燥がある時

 

水分補給をする

水分を補給し口腔内乾燥を防ぎましょう。うがいでもよいです。

※腹水や胸水がある場合は医師と相談が必要。

 

口腔内を清潔にする

治療中の方は免疫力が落ちているため、口腔内が乾燥する、つまり唾液が少なければ細菌が繁殖しやすくなります。。細菌が繁殖すると舌苔(ぜったい)といって、舌に白い苔が溜まります。すると味覚を感じにくくなったり、誤嚥した際に肺炎を起こしやすくなったりしてしまいます。

 

 

味覚変化がある時

 

味を濃くする

味覚変化がある場合、すべての味覚が感じにくくなることや、すべての味覚が強くなることもあれば、甘味だけ強く感じる等、一部の味覚だけ変化してしまうこともあります。

感じにくい味を普段よりも濃くする!単純な方法ですが、意外と効果的です。

 

香りを使用する

「おいしさ」とは味覚だけではなく、嗅覚や食感も重要です。

味を感じにくくても、ネギや生姜、大葉等で香りをつけるとおいしく食べられます。

 

口腔内乾燥を防ぐ

これは、先ほど書いた通りです。乾燥による細菌の繁殖により舌に苔が溜まり味覚を感じにくくなります。傷つかないように注意し、キレイにしましょう。

 

亜鉛の摂取を試みる

放射線治療や化学療法はがん細胞のように代謝のはやい細胞が刺激を受けた吸いのですが、実は味を感じる味蕾(みらい)にある味細胞も代謝が早く傷ついてしまいます。その味細胞の修復には亜鉛が必要です。

亜鉛を多く含む食品:牡蠣、牛肉、カニ、卵黄、プロセスチーズ、ナッツ類

ただ、どれも食欲がない時には食べようとは思えませんよね(^_^;)そもそも、味覚変化に対する亜鉛の効果は少ないといわれています。無理のない程度にしましょう。

 

体温に近い温度の食品を食べましょう

実は、体温に近い温度が一番味を感じやすいとされています。熱すぎず、冷たすぎないものが良いでしょう。ただし、細菌が増えやすい温度帯でもあるので衛生管理には注意しましょう。

 

 

嗅覚変化がある時

 

嗅覚変化がある時は前述させていただいたように、匂いの強くない冷たい食品をとると良いです。

ちなみに、治療を受けた患者さんでは、お米の炊いた匂い魚のダシの匂いが特に気になるというデータもあります。

 

 

食欲不振がある時

 

上記の色々な症状により食欲不振は起こりますが、他にも倦怠感や腹部膨満感、精神的な理由等でも食欲不振は起こります。

 

食べなくてはいけないと思わない

一番最初にお伝えしたように、食事をストレスにしないようにしましょう。

 

少量頻回食にする

こちらも先ほど書いたように、3食にとらわれずに1回の量を減らし1日5・6回食べてエネルギーを補うといいです。

 

少量高カロリーの食品をとりましょう

食欲不振時はもちろんたくさんは食べられません。そこで少量で高エネルギーの食品を選ぶと良いです。身近なものではアイスクリームです。

薬局にいけば、メイバランス等ドリンクタイプの補助食品が販売されています。

 

彩りを考える

こちらも以前の記事でご紹介しましたが、食事は彩も重要です。

赤、黄色、オレンジ等の暖色系は食欲を増進させる働きがあります。料理にニンジンやトマト、パプリカ等を入れるのも良いですし、食卓に暖色系の小物を置くのも良いでしょう。

青等の寒色系は食欲を減退させる働きがあります。ダイエットにはいいですが、食欲がない時には食卓から寒色系の小物を除外しましょう。また、寒色系の食器も避けましょう。

 

 

以上、化学療法、放射線療法の副作用に対する食事について書かせていただきました。

くどいようですが、今まで書いてきたことは治療により副作用が生じ食欲が落ちた時の対処方法です。治療をしていても食欲がある場合は、1日3食、バランスを整えて!を基本にしっかり食べましょう。

 

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